建築知識
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家の歴史を見れば、その住人やその家族が見えてきます。癒される家には、きっと温
かい家族が住んでいます。数十年経た家は、その家族の歴史を物語っています。
ところでかつて日本人とイギリス人は、様々な点で共通するところがありました。
・派手な生活を好まない。
・ものを大切にする。
・質素倹約の精神が宿っている。
・イギリス人は体格も日本人に近い。
・一般住宅のサイズも同程度である。
・武士道と騎士道の精神。
・皇室の存在。
残念ながら今の日本は大量消費社会となり、目に
見えない大切なものをも失いつつあるようです。
せめて建物を大切にするイギリスの文化は見習い
たいものです。
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1. 建築法規
■ 建ぺい率と容積率
■ 基準法上の道路、セットバック
■ 斜線制限
■ 日影規制
■ 建築確認申請
2. 構造
3. その他知識
■名建築
Concept of Architecture
♣No.1
Pierre Koenig (1925~2004)
Case Study House #22
The Stahl House(1959-1960)
鉄骨とガラスで構成されたシンプルでかつ
コストパフォーマンスも図れたモダン建築です。
アイボリーホームが最もリスペクトする建築の
一つです。
厳しい予算でありながらも、若い施主夫婦の想いに
応えるべく数々の工夫をこらして素晴らしい建築を
実現させました。
キャンチレバーの構造で、眼下に見えるハリウッド
の夜景が素晴らしく、映画やファッション誌などの
撮影も頻繁に行われてきました。
50年を経た現在でも世界から多くの人々が訪れてい
ます。本物は決して時間を経ても陳腐にはならない
ことを教えてくれます。
♣No.2
吉村 順三 (1908~1997)
軽井沢の山荘(1962)
吉村建築を代表する名作。
コンクリートの上に自然のままの板壁を
施した木造建築が乗っている異種構造建
築です。
吉村順三が師事したA.レーモンド
(1888~1976)
設計の「軽井沢夏の家」の影響を感じ
させます。
レーモンドは吉村から当時多くの日本
建築を学んだとも言われ和洋の融合が
図れています。
♠住宅とは(その1)
♣小さな家 (ル・コルビュジェ)
「家」とは何でしょう。
家族を守り、機能的であり、快適で
あること。
かのル・コルビュジェは晩年、老いた
母親のために機能的なコンパクトハウ
スを設計しました。
家とは主が使いこなすことで生き、人
に幸福感を与えてくれるものとアイボ
リーホームは、考えます。
本皮が使い込むほどにいい味が出てく
るように。
♣Compact House1 (機能的な家)
♣Compact House2 (究極の家)
浴室は使用頻度の割には結構スペースを
取ります。
「ローマの休日」で記者(グレゴリー・
ペッグ)のアパートメントで王女(o.ヘ
ップバーン)がシャワーを使うシーンが
ありますが、確かトイレ兼シャワールー
ムだったと思います。
ルームコートもあって「大人」のアパー
トでしたね。
半世紀以上も前の映画ですが...
●現代版アパートメント
シャワーブース&トイレ
二人世帯まではこれで十分だと思いませんか。
♠住宅とは(その2)
♣ Terras House
The Beatlesの初期の映画をご覧になった方は、
歩道に接して隙間なく住宅が立ち並んだロンドン
の街並みの光景が目に浮かぶかもしれません。
これらの住宅はテラスハウスと呼ばれるもので産
業革命で労働者が急増したため、急きょその住居
として建築されてきたものです。
当時風呂はなく、帰宅した主人は台所にたらいの
ような物を置いて湯浴びをしました。全て二階建
てで、外観はほぼ当時のままですが、内部は住民
のライフスタイルに合わせてリフォームされてい
ます。
ご存知でしたか?日本では住宅のプランは、
まず間取りから検討しますが、欧州の住宅
は外観からプランニングします。
日本の住宅はどこがトイレでどこがキッチ
ンか外観から一目瞭然ですが、欧州の住宅
では外観はほぼ左右対称になっていて、そ
れだけで美しく感じられます。日当りを日
本人程重視しないという感覚の違いもある
ようです。
♣ Back Yard
庭への考え方も日本人とは異なる面が多い
ようです。
日本では庭は見せるもの、イギリスでは特
にロンドンのような市街地では庭は家主が
楽しむものとの考え方が強い傾向にありま
す。
よって、日本では玄関周りの前庭を大切に
するのに対してイギリスではバックヤード
という裏庭を重視します。
そこは殆どの場合キッチンに面しており、
手入れの行き届いた庭を眺めながら、また、
天気の良い日は、他人の視線を気にするこ
とのないその庭で食事やお茶をしたりと日
常生活に欠かせない存在となっています。
あなたの庭では、食事ができますか?
Concept of My Home
マイホームのプランニング・資金計画など、お気軽にご相談ください。